青空の中に白く見える月は夜の月とも異なり見映えも良い。隣家の屋根に沈みかけていた時間でしたがその前に手持ちで。シーイングは良くなく、一枚の画像内でローカルにピントの合っている部分とボケ気味の部分が混在(それだけ見た目は良くない画像)。4枚の静止画をスタックして画像調整、何とか一枚にしました。月齢22.1、下弦はこの日の夕方17:56。画像1に示します。

画質は良くないのですが、虹の入江、プラトー、アペニン山脈、コペルニクス、ケプラーはすぐわかります。地心秤動と測心秤動はそれぞれ経度、緯度で-6.0°、-5.3°および-6.4°、-4.5°と大きく、右上、時計の針で10分を指す方向に時計回りで回転し月面をこちらに向けています。逆に左下の部分には月の周辺および裏側領域を少しだけ見せてくれています。オリエンタル海はほとんどが裏側領域を占めるのですが廻り込んでくれたため縁が凹んでいるように見えています、バイイも表側周辺なのにはっきりと見えています。

せっかくなので地名入りを画像2として示しておきます。大気揺らぎの無い月としして撮りたかった、でもまたの機会に。

画像1 月齢22.1(下弦直前) 2022/12/16 COOLPIX P1000 ISO-100 f/6.3 359mm(2,000mm相当) 1/320秒 4枚をAS!3でスタック

画像2 青空の中の月齢22.1 地名入り(ステラナビゲータ11を利用)