うれしいことにいつも拝見しています掲示板(国際宇宙ステーションを撮りませんか)に先日のISS天頂通過時(2022/08/01)のサイエンス@千葉さんの望遠鏡による写真が投稿されました。この写真に注目するのは東京湾を挟んで横浜側と対面になる君津市から撮影されたもので見上げる角度は数度の差でISSの容姿は変わらないためです。カメラ単体の画像でISSのどこが写っているか解像度の高い望遠鏡の写真と比較すると良くわかります。

今日2022/08/04は雨、これで今回の夕方周回拡大撮影チャンスは無し、以後は9月中旬以降になります(早朝周回チャンスの場合はこの限りではありません)。

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上記掲示板について少し経緯を。以前、JAXAが運営するISS写真投稿欄として2,000年~2,020年まで継続管理されていました。いまでもJAXAのアーカイブとして閲覧できます。その投稿欄で長きに渡って投稿し続けてきた方が上記掲示板に投稿されていることを知り、経験を学びたく拝見しています。JAXAの投稿欄は2021年に停止され、以後別サイトになって模様替えしました。しかし、投稿方法はツイッター対応のみで残念ながら必ずしも掲載されるわけではありませんし、拡大撮影の例よりも光跡画像が多い。

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さて、本題に戻ります。ここでサイエンス@千葉さんの写真で色が気になりました。No.1049で示した映像、画像では気にならなかったのですが、改めて自身の4K原映像に戻って確認すると似たような色になっていました。調べるとカラー処理をうっかりして見逃していました。

ここで全てカラーのまま映像、画像を再編集しましたので改めて掲載することにしました。

なお、天頂到達前後の1秒間30フレーム内を限度としてAS!3でスタック処理した画像を最初に示します。フレーム数ヒット数として15枚から25枚で使用率は50%としました。望遠鏡による写真と並べて比較しませんが上記引用元の画像を見ると当然の事なのですが解像度に大きな違いが現れます。しかし、P1000による画像にしては今までにない写りになっていると思います。

上段左から右に経過しますが北西から天頂に向かい、中段で一旦カメラの向きを回転(ブレています)、以後、天頂通過後、ISSの先頭が180°反転し、下段にかけて南東に向かいます。電池パドルがきれいに写りました。下段右端の画像は地球の影に入って消える直前です。

 

画像1 動画1から天頂通過前後のフレームを1秒間以内(30枚以下)を選択しAutoStakkert!3で処理。配列後、DeNoiseAI処理実施

以下はカラーのまま処理した映像、画像を再掲載します。

動画1 ISS天頂通過 2022/08/01 20:16~20:17

画像2 No.1049の画像1をカラーのままで処理。